山線にSLニセコを追って

 通過時間が迫ってくるにしたがい同業者が増え6〜7人になる。雲の流れが速く、雪も止んで薄日も差してきた。予定では11:00すぎに通過予定だが、時間を過ぎても9222レはやって来ない。予定より20分ぐらい過ぎたころ汽笛が聞こえた。然別あたりを通過しているのだろうか。しばらくして、黒煙とともに2つ目のC11207が姿を見せた。ドレインを切りながら稲穂峠を登ってきた。

2000.11.11 ●JR函館本線 然別〜銀山 9222レ

 撮影後素早く撤収し、大江橋バス停へ。11:40ごろの小樽行バスに乗り、数分間で然別のバス停。ここから然別駅まで橋を渡って700mぐらい。倶知安行きの1936Dは、然別11:56発だから乗り換え時間は5分弱。重い機材を抱えて小走りはちょっとつらい。息を切らしながら1936Dに乗り込む。汗を拭きながらバスの時刻表を見ると、大江橋から逆方向の倶知安行きのバスが12:00すぎにあるではないか!しかも倶知安には1936Dよりちょっと早着する。骨折り損のくたびれ儲けとはこのことか、とほほ...。

 倶知安トンネルを抜けると一面銀世界。途中、車内からつぎの目的地・北四線踏切を確認する。三脚が5本ぐらい立っている。倶知安に着くと、C11207は下り運転に備えて給水作業をしている。急いでC11207と旧型客車のスナップをパチパチっと!「雪の中の蒸気機関車はやっぱりいいな〜」と思っていると、バスの時間が迫っている。倶知安駅発13:12分のバスに乗る。駅から一度バスターミナルへ向うため、同じ道を往復しバスは進む。バスターミナルには、2つ目のキュウロク(79615)が鎮座している。10分ぐらいで、羊蹄ハイツ前バス停に到着(¥160)。ここから北四線踏切まで500mぐらい雪道を歩く。13:30ごろに現着。同業者の数はそれほど多くない。15名ぐらいいただろうか。羊蹄山は次第に雲がとれている。運がよければ山頂が見えるはず...。

2000.11.11 ●JR函館本線 倶知安〜小沢 9223レ

 14:22、定刻に汽笛がなり、遠くに黒煙が上がる。まだ羊蹄山の雲は取れない。ちょっと陰ってきたぞ!と思ったら、逆機で2つ目C11207がやってきた。平坦区間なので結構スピードも速く、煙をなびかせながら走り去った。余韻に浸る暇もなく撤収。羊蹄ハイツ前バス停14:36発の倶知安行きのバスに乗らなければ...。倶知安駅でひと休みし、15:10発の1939Dで小樽へ。車窓からロケハンをしたが、小沢を過ぎたあたりから暗くなり、撮影はちょっと無理な感じ。小樽到着後、まっすぐホテルへ。

 
 

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